健康レシピ
ガンや高血圧予防に
血液中のコレステロールを下げて生活習慣病予防を
古来より不老長寿の薬として珍重されたしいたけ
            中国、明の時代の書物ではすでに、しいたけは「気を益し、飢えず、風邪を治し、血を破る」と記されているほど。
            健康食品としての効用が知れ渡っていたことがわかります。
            現代栄養学では、しいたけはノンカロリーで、体に必用な栄養素が豊富に含まれていることが証明されています。毎日積極的に食べたいですね。
            しいたけは菌100%でできているために、ノンカロリー。それでいて、私たちの体に必要な栄養素を豊富に含んでいます。しいたけの栄養となる部分は、本体よりかさの裏側のひだにある胞子に含まれているといわれます。選ぶ目安としては、かさのあまり開いていない、肉厚のものがよいでしょう。
            しいたけのさまざまな効用の中でも特に注目されているのは、レンチナンという多糖類。レンチナンはガン細胞の増殖を抑える効果があり、ガンなどの治療や予防に効果的です。また、血液中のコレステロールを対外に排出したり、コレステロールが血管壁に沈着することを予防、コレステロールそのものの増加も防いでくれるため、高血圧などの生活習慣病(=成人病)の予防に役立ちます。
            しいたけには私たちの体に不足しがちなビタミンB1、B2や食物繊維も豊富で、ダイエットや美容にもぜひ取り入れたい食品です。また、豊富に含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を促し、歯や骨を丈夫にする効用があるので、小魚や牛乳などと一緒に摂りましょう。私たちの健康を保つために必要なサポーターとして「しいたけ」を見直していきたいですね。
秋の味覚がいっぱい きのこの炊き込みご飯
            材料 (4人分)
- 米 3カップ
 - だし汁 2.5カップ
 - しいたけ 8枚
 - むきえび 150g
 - 水 適量
 - ぎんなん(水煮) 16粒
 - 三つ葉 少々
a(酒、しょうゆ 各大さじ2、塩 小さじ0.5) 
作り方
- 米は洗ってザルに上げ、30分ほど置く。
 - しいたけは石づきを取り、縦4つに切る。えのきだけは根元を切り落としざく切りにする。鍋に入れ、aを加えてさっと煮る。具と煮汁は分けておく。
 - 炊飯器に(1)と(2)の具材、背わたを取ってさっとゆでたむきえびを入れ、(2)の煮汁とだし汁、水を合わせて3カップを加えて普通に炊く。炊きあがったらぎんなんを加えて10分ほど蒸らす。
 - (3)を混ぜ合わせて器に盛り、三つ葉を散らす。
 
にんにくの香りが食欲をそそります しいたけと鶏のささ身のサラダ
            材料 (4人分)
- しいたけ 8枚
 - 鶏ささ身 2本
 - にんにく 1片
 - 油 大さじ3
 - レタス 4枚
 - 大根 4cm
 - にんじん 1/3本
 - パセリ 少々
a(白ワイン 大さじ2、しょうゆ、酢 各大さじ3、レモン汁 0.5個分、塩、こしょう 各少々、砂糖 ひとつまみ) 
作り方
- しいたけは石づきを取り、そぎ切りにする。鶏ささ身もそぎ切りにする。
 - フライパンに油を入れ、熱しないうちにスライスしたニンニクを入れて火にかけ、ゆっくりと焦げ目をつける。(1)の鶏ささ身を入れて両面を焼き、しいたけを加えて、強火でさっと炒め、aを順に入れる。
 - 器にちぎったレタスを敷き、千切りにした大根、にんじんを盛り、(2)を熱いうちに上からかけて混ぜ、パセリを散らす。
 
丸ごとしいたけを味わって しいたけの肉詰め揚げ
            材料 (4人分)
- しいたけ 12個
 - 片栗粉 少々
 - 白ごま
 - 揚げ油 各適量
a(鶏ひき肉 200g、長ねぎのみじん切り 1/2本、しょうが汁 小さじ0.5、みそ 小さじ2、酒 大さじ1、片栗粉 小さじ1) 
作り方
- しいたけは石づきを取り、ぬらした布巾でさっと拭く。軸は細かく刻む。
 - ボウルにaを入れてよく混ぜ合わせる。
 - (1)のしいたけのかさの内側に、薄く片栗粉をまぶし、(2)を詰めて白ごまをまぶす。
 - 170度に熱した揚げ油に(3)を入れ、中に火が通るようにゆっくり揚げる。